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技術コラム/講座
Oracleエキスパートに訊く!キャリアアップの秘訣
写真:竹内 浩二氏 株式会社 日立
システムアンドサービス
オープンソリューション本部
プロフェッショナルサービス部
技師

竹村 浩二氏

1995年 入社、ホストコンピュータの運用管理を担当
1997年 Windows、Notesサーバーの運用管理を担当
1999年11月 株式会社日立システムアンドサービスに転職。PL/SQLのデバッグを担当
2000年5月
旧ORACLE MASTER Platinum Oracle8 Database ロゴマーク
2000年6月
旧ORACLE MASTER Platinum8i Database ロゴマーク
2002年2月
旧ORACLE MASTER Platinum Oracle9i Database ロゴマーク
2003年 Oracle9iにてRACおよびHAの設計、構築を担当
インフラチーム・サブリーダー担当
2003年12月
新ORACLE MASTER Platinum Oracle9i Database ロゴマーク
2004年 Oracle10gにてRACの設計、構築を担当 インフラチーム・チームリーダー担当
2004年11月
新ORACLE MASTER Gold Oracle Database10g ロゴマーク

竹村流 技術取得方法
1.マニュアル精読
8年間を振り返ると、ここが意外と大きな差だと思います。多くの質問の中には、マニュアルを読めば解決してしまうことが多くあります。
2.研修受講
新しいバージョンの製品がでたら、常に初心に戻って一から勉強をしなおすつもりで研修を受けています。
3.実機確認
マニュアルを読むことでわかることもあるが、何がどういう動きをするかは実際にさわってみないとわかりません。
4.各種書籍(Oracle Press等)
日本オラクル監修書籍は必ずチェックしています。かなりの量を読破しました。

業務管理者から技術者になるまで
OTN Japan事務局:まずは、いままでのお仕事の経歴を教えてください。

竹村さん:1995年にとある企業に入社し、ホストコンピュータの運用管理業務に就きました。システム管理というよりは“スケジューラ”と呼ばれる、業務の運用管理、運用調整役でした。

2年ほど運用管理業務を続けていましたが、視野が狭くならないように雑誌などで外部の情報収集を心がけ、自分なりに今後はオープンシステムが伸びてくるなと考えていました。
そのころPCは非常に高額でしたが、自腹で購入してWindows NT Serverを導入し、Windowsサーバーについて個人的に勉強を開始したのです。そのうちに社内でオープンシステムの運用管理業務に携わることになりました。

そこで150台ものWindows NTサーバーの管理を任されましたが、当時は今より更にWindowsシステムは安定していない面もあり、トラブルが非常に多く、対応に追われる日々でした。そのころ、システム構築担当の外部の優秀な技術者と出会う機会があり、システム構築系の仕事をしたいという気持ちが大きくなりました。
ステップアップのため勉強したいと思っても、残業が多くなかなか時間が取れませんでした。週末に自腹で研修に行くことも多く、転職するなら技術者教育に力を注いでいる会社にしようと思っていました。そのようなときに出会ったのが、現在所属している株式会社日立システムアンドサービスです。
Oracle との出会い
OTN Japan事務局:Oracleとの出会いについて聞かせていただけますか?

竹村さん:前職ではWindows Server やLotus Notesの管理などに携わっていたのですが、出社するといきなり上司から「Oracleやるぞ」と言われました。当時はOracleが何かということもわからない状況です。とにかく2週間くらい勉強しておけと言われたので、Oracleの解説本やマニュアルを使って勉強を始めました。まずは、PL/SQLのデバッグ作業からOracleに関わることになりました。Oracleは実際に触れてみると、あちらこちらの厳しい環境で使われていることがよく理解できるのです。Oracleデータベースは堅牢だという印象を受けました。

OTN Japan事務局:Platinum取得に至るまでの過程を教えてください。

竹村さん:中・小規模の案件を数多くこなし、Oracleのスキルを高めたことにより、 Oracle Parallel Server(OPS)を手がけることになりました。Oracleの技術者であれば、OPSやRACの仕事には憧れがあると思いますが私ももちろん同じで、OPSの案件のようなミッションクリティカルなシステムの開発をぜひ担当したいと思っていました。この案件に携わったのが、私にとって大きなステップアップのきっかけだと思います。

Oracle8iのOPSを経験し、その後はOracle9iのRAC案件にもいくつか携わりました。RACの案件を手がけると、知識ももちろん増え、実機や現場での対応能力も向上します。旧Platinum9iの資格は日本で4番目に取得したんですが、新Platinum9iが発表されたとき、今度こそ1位認定を取ろうと決意しました。1番を目指すくらいじゃないと、自分にとって本当のスキルアップにならないと思ったのです。
当時は、難しい実技試験があるPlatinum試験を受けようという人は社内にはいませんでしたが、いまでは20数名のPlatinum取得者がおり、日本オラクル殿からORACLE MASTER Award 2005「Platinum」をいただきました。
第1部 業務管理者から技術者になるまで
OTN Japan事務局::Platinumを取得したことで、「Oracleなら竹村さん」というように社内でもリーダー的な存在だと思いますが、リーダーとして意識していることはありますか?

竹村さん:Oracleに関して、間違ったことは言えないなというのは意識しています。口八丁であってはあかんなぁと。SEでも営業的なスキルをもつべきという話が最近ありますが、それが間違ってとらえられ「ほら吹いてもいい」みたいな風潮があるのではと感じています。SEには、確かな技術で確かなプロジェクトの進行が求められています。SEは、まず技術がしっかりしていないとだめなんです。ベースとなる技術力があって、そのうえでコミュニケーション能力を身につけることが重要だと思います。

もう1つは、やったつもりにならないようにすることです。「できます」というのは相当なレベルに達していなければ言ってはならないと思います。Platinumという最高位の資格を取得しましたが、これで自分は「できる」と言っていいのかオラクルさんに訊いてみたいところです。

OTN Japan事務局:Platinumを取得してよかったこと、メリットはありますか?

竹村さん:Platinumを取ったことで、周りの信頼が得られ、Oracle技術者のリーダーとして認めてもらえたと思います。そのぶん、自分が引っ張っていかなければというプレッシャーもありますが。あと・・・ここだけの話ですが、Platinumを取得したことが縁で、オラクルに勤めていた女性と結婚できました。」(笑)

OTN Japan事務局:竹村さんの技術に対する今後の方向性を教えてください

竹村さん:自分にとってデータベースという1本目の柱はできたと思うので、2本目、3本目の柱を作っていきたいと考えています。そこで、OSとアプリケーション・サーバーの技術を身につけたいと思っています。今後普及する「グリッド環境」という意味でも、この3つを総合的に自分のものとしたいですね。
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とても真面目でこつこつと努力をなさる、技術者の鏡のような方という印象をもちました。いままでも、そしてこれからも、常に確実にキャリアを重ねていく計画をきちんともっていらっしゃいます。その姿勢は、技術者でなくてもぜひ参考にしていただきたいと感じました。
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